トップ
暁について
ランキング
イラスト検索
よくある質問
各種マニュアル
45,940人
トップ
>>
小説検索
>>
銀河英雄伝説~美しい夢~
>>
銀河英雄伝説~美しい夢~の感想一覧
「銀河英雄伝説~美しい夢~」の感想
tukiyomi
2015年 10月 22日 00時 05分
コメント
更新お疲れ様です。
ココアさん、綱渡り連続の改革に流石に苛立ちを覚えましたか。
今はまだ政府や軍もバックアップしているからまだ何とかなりますけど、フリードリヒ四世が死去して、暴君のままのエルヴィン・ヨーゼフが、感情的な反発からココアさんの改革を無茶苦茶にしようとし、周囲がそれを煽り立てでもしたら、割と本気で今までの反動が来そうなのが怖いですね。
ローエングラム王朝って、調べれば調べる程、短命王朝になるフラグがてんこ盛りですからねえ。開祖であるラインハルトが極端なまでの能力主義・抜擢人事を敢行したお蔭で、能力がある人間にとっては野心を刺激され、能力がない人間にとっては疎外感を感じてしまうという、二極的なものになりかねないですし。
ヒルダやミッターマイヤーが臣民を恣意的に弾圧するなんてことはしないといえるのですが、ローエングラム王朝の重臣は皆勤勉ですので、却って平凡な人間の心境が分からないという陥穽を持っていますから。
ヒルダについては、むしろ皇妃になってから、ようやくその能力を適宜に使えるようになったから痛し痒しなんですよねえ。
それまでのヒルダは、才はあるのですが、その才の使い方を理解していなくて、あわや家を潰しかねない状況になるのも多かったですし。(バーミリオンでの双璧へのあの発言は、完璧にロイエンタールを怒らせるに足る発言でしたからねえ。ミッターマイヤーと違ってロイエンタールは、終生彼女の智謀を無条件に称賛するなんてことはしなかったのも無理はないです)
皇妃になって「どういう場面でならば発言してよいか」ということを常に念頭に入れるようになってから、政治的センスのある発言ができるようになった訳で、仮に側室になったとすれば、そこまで考えて発言できたかどうか。
むしろ「自分は側室であり自分の子も正嫡ではないので」と、当人は皇位継承を全く考えないために、却って状況を混乱させかねない発言連発しちゃいそうな雰囲気あるんですよねえ。
2015年 10月 22日 00時 05分