「銀河英雄伝説~新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)」の感想

雷帝
雷帝
 
コメント
ハイネセンの少年の視点が同盟市民の気持ちを理解するのに役立ちます
しかし、アルテミスの首飾りをかつてヴァレンシュタインは無傷で簡単に撃破したと知れば……混乱が発生するでしょうね

そして、泥縄式に迎撃作戦を展開せねばならず、全艦隊を集めて尚、帝国軍の二個方面艦隊いずれにも真向勝負は難しい
そして、帝国側は時間稼ぎをすればいい
ジャムシードまでは同盟側はそうそう気づけないでしょうね。疑念は持っても、どうせ誘引しなければならないのは同じで、下手に艦隊を分けた所でより最悪な結果しか生まない。例え、ヤンであってもかつて彼を追い詰めたのは例えば原作ではキルヒアイス。下手に細かな作戦などは考えず、圧倒的多数の数を生かした絶え間ない攻撃だった
フィッシャー提督が戦死した時も、やはり圧倒的多数の敵を相手にした休む間のない戦いの結果だった
それだけに「何とかしたいけど、どうにもならない」というのが現実ではあるんでしょうが、それでもヤンだと何かをしでかしそうなのが気になる所ですね
もっとも、ヤンと競いたい、ヤンに勝ちたいと願ったラインハルトに対して、そんな可愛げなんて微塵もないヴァレンシュタインだと策を巡らすのは圧倒的に大変ですけれど