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IF物語 ベルセルク編 銀河英雄伝説~新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)
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IF物語 ベルセルク編 銀河英雄伝説~新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)の感想一覧
「IF物語 ベルセルク編 銀河英雄伝説~新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)」の感想
2015年 01月 17日 08時 04分
コメント
「おそらくはオーベルシュタインが薦めたであろう」策
①問答無用で戦闘用意(確認と同時に通信妨害)
②会話するより前にまず撃て
③「それだけの準備と覚悟をした上で」捕縛する余地があれば、旗艦を捕縛する可能性に賭けてもよいが、出来ねばやはり抹殺
オーディンが襲撃されたという情報が入った時点で、既に閣下が人質を取って来る事は明白。
となれば「粘り強く交渉して妥協点を探すか、ハナから問答無用で戦うか」どちらかを選択する事になる。
しかし、戦争しているのに人質戦術を一度でも許せば、歯止めがなくなる。
(閣下は既に「ケンプは返すが、それを奇貨とするなら以後はその限りでない」という態度でその点を明示している。
戦争している以上、甘さを見せた方が付け入られる事を示しているのであり、オーベルシュタインはその点をきっちりと読み取ったはずである)。
今度ばかりは「全員殺せ」が一番良い手(何かと邪魔なヴァレンシュタインも、政治的にいずれ抹殺せねばならぬリヒテンラーデもまとめて始末できて大変お得)だったはずで、出来ぬならラインハルトが甘い、と言うケース。
純粋に政治的に見て、人質になった5人は殺しても良い(皇帝には替えがあり、リヒテンラーデに至っては戦後生きていて貰っては困る人間、ワイツはどうでもよく、女二人に至っては政治的価値はないか、勢力をつけつつあるマリーンドルフ家は場合により邪魔でさえある)。
これを容れられぬようであれば、覇者たる資格などないと、口に出しては言わぬまでも、冷然とオーベルシュタインなら態度で示したはず。
しかしその内心には、「絶対に漏れてはならぬ事(アンネローゼによる皇帝弑逆)が漏れた可能性がある以上、証人となる可能性がある者は全て抹殺しなければならぬ」という意図があったはずであり、ラインハルトにも伏せてその策を弄した以上、オーベルシュタインの態度にも必要以上に煩いものがあったかも知れぬ。
本来、一点の私心なく政治的に正しい策として
「人質は効かぬ、古い帝国の体制に就く者は全て抹殺する(不憫だが全員新帝国のための生贄となってもらう)」
を薦められたはずが、主君にも隠して卑しい策を実行する悪い癖が足を引っ張ったとも考えられる。
2015年 01月 17日 08時 04分