「銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)」の感想一覧

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mujina
mujina
 
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正規艦隊よりも多い警備艦隊か。
原作で、土壇場でよく2艦隊も編成できたなと思ってたけど、納得です。

しかし、この世界の海賊の脅威がよく分かるな。 
作者からの返信
作者からの返信
 
広い宇宙の航路保安には相当数の兵力が必要でしょう。銀河連邦軍の主な敵は宇宙海賊だったようです。地球統一政府宇宙軍も本来は航路保安を目的に設立された軍隊なので、やはり宇宙海賊が最大の仮想敵だったのでしょう。 
(非会員)
 
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ダーシャが手にしている本の中身と内容が知りたい。エリヤ達の会話だと、世間一般的にエル・ファシルの英雄とは脱出作戦を立案指揮したヤンではなく、テレビ映りとマスコミ受けをするエリヤの方なのか?。そりゃまあヤンはテレビ映りが良いとは言えないし、マスコミ受けをする性格ではないが、ちとあんまりじゃない?
 
作者からの返信
作者からの返信
 
ヤンとエリヤの両方ですが、エリヤはより大きな作為が働いていますね。例の本の中でもヤンよりエリヤのほうが扱いが大きいんじゃないでしょうか。作為を批判するのが目的の本ですから 
将真
将真
 
良い点
更新お疲れ様です。
今度の敵は宇宙海賊か。
これで上手くいったら大佐に昇進か?
ダーシャと同じ階級は、親に挨拶しにいくのに
辛いだろ。いや挨拶いくなら、准将になって
閣下と呼ばれる身分になってからかな?



 
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一緒に脱出したときの、艦長が上官か。
本人大した事ないとかいってるけど、中々
若手のエリートきて、ああしてフレンドリーに迎えられる
のは人間出来てる証拠だな。
敬愛するドーソン中将も、クーデターの時はヤンにいやがらせしたし、まぁ、代理とはいえ、統合作戦本部長という
軍のトップの地位を与えられていたから、ピリピリして
たのかもしれないが。
次の更新待ってます
 
作者からの返信
作者からの返信
 
エリヤは階級の差なんて気にしないんじゃないでしょうか。

ビューフォートはエリートではないので、ドーソンみたいな競争意識を持たずにすむのかもしれません。 
(非会員)
 
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ヤンが軽蔑しているのは、『凡人』ではない。正確に言えば、『能力的な意味での凡人』ではない。
「賢明になろうとしない人間」であり、「自分の頭で考えようとしない人間」であり、「自分のことを、他人任せにする人間」なのだと思いますが。 
作者からの返信
作者からの返信
 
「賢明になろうとする人間」、「自分の頭で考えようとする人間」、「自分のことを、他人任せにしない人間」はいずれも能力的にも非凡なことが多いですよ。凡人が易きに流されてしまうには、難きに挑むほど強くないからです。

易きに流れることを嫌うヤンは、人間の弱さ、凡庸さを嫌っているように私には見えます。 
(非会員)
 
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宇宙海賊の規模と同地域の規模に反してエルファシル警備隊の規模が小さ過ぎるよ!
同盟政府もせめてエルファシルが陥落以前の状態を戻るまで努力すべきだったし、臨時的措置としてヤンを少将に昇進させて一個分艦隊2000隻程指揮させて海賊退治と同地域の防衛の任に当たらせる発想は持てなかったのか?
無能無理解な艦隊司令官の下に置いて置く寄りは、よっぽど増しなヤンの有効活用だと思う。 
作者からの返信
作者からの返信
 
本文中に書いた通り、海賊は数隻から数十隻単位でバラバラに行動しているので、戦力的には五分以上の戦いができます。

あと、ヤンに二千隻を与えても役に立たないでしょうね。ヤンが得意な艦隊戦と治安戦では運用思想が根本的に異なりますから。 
tukiyomi
tukiyomi
 
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更新お疲れ様です。

あちゃあ・・・
公共事業が必要な時にそれを減らすとは、エル・ファシルに死ねと言っているようなもんですな。
せめて基幹産業が元の水準まで戻るまでは保護しないとまずいのですが、戦争で多額の費用使っているという事実が、「不景気なのに過度の均衡財政を目指す」という、洋の東西関わらず数多の失敗をした政策とらせましたか。

そしてビューフォート大佐再登場。
包容力のデカい人ですので、上手くエリヤを導いてほしいところではあります。
エリヤ自身も、ここで部隊指揮の経験積むことで、ステップアップを果たしてほしい所ではありますが。

しかし、同盟領でも有数の取締区域である場所に、対司令兼群副司令のポストに着任するって、エリヤどんだけ期待されているんだ。 
作者からの返信
作者からの返信
 
二大政党がどちらも同じ方向を向いてるのには、それなりの理由があるでしょうからね。国政の判断としては、それなりの合理性があるのでしょう。

エリヤの持ってる戦力は警備艦隊全体の戦力の20分の1ぐらいです。エース投入というわけではないでしょうね 
(非会員)
 
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 トリューニヒトが諦めたのは、「非凡であること」ではなく、「アーレ・ハイネセンの理想を実現すること」だったのかもしれません。
「この世に生きている人間の大半は、所詮、アーレ・ハイネセンが望んだような、『賢明で理性的な市民』にはなれない。自分の目の前のことだけで精一杯で、国のこと、人類のことまで考える余裕が無い。アーレ・ハイネセンの理想は、結局は、実現不可能な絵空事にすぎなかったのだ」と、判ってしまったのかもしれない。
 それでも絶望してはいけないと考えて、たどり着いた結論が、エリヤ君に語った思想だったのかも。 
作者からの返信
作者からの返信
 
ハイネセンの理想は、同盟という国家にとっては呪いだったと思います。自由であれ、賢明であれ、理性的であれ。これほど強い呪いはありません。 
(非会員)
 
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凡人の考えを反映させるって要は素人判断以外の何物でもないので、今現在の腐敗はしているけれど「民衆の大半は政治に興味を持たない=素人の適当な判断が政治を致命的な方向にもっていかない」状況は案外悪くないのかなと思いました。
民衆の意見が反映されすぎて政治がグダグダに→「ぼくが一番政治をうまく動かせるんだ」な知識層がクーデター→しかし政治の素人なので更にグダグダに、はよくある国家の滅ぶ黄金パターンですし。 
作者からの返信
作者からの返信
 
トリューニヒトは誰も政治に興味を持たず、みんなの目先の欲が満たされてる状態を理想としてるんだと思います。 
(非会員)
 
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トリューニヒトがドーソンに、今以上を求めないのは、「角を矯めて牛を殺す」ことを、恐れているからかもしれません。
「今のままでも充分すぎるほど有能なのに、これより上を求めたら潰れてしまいかねない」と。 
作者からの返信
作者からの返信
 
そうですね。トリューニヒトは他人が変わることに期待してないですから。 
(非会員)
 
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凡人の愚かさに呆れ果てて、軽蔑してしまったのがルドルフ。
凡人を軽蔑してはいないが、非凡すぎて、凡人の心理を理解できないのがラインハルトやヤン。
凡人では気づかないことに気づく程度には非凡だが、凡人の心理を理解できる程度には凡庸なのがトリューニヒト。
そう考えると、理解しやすいかも。 
作者からの返信
作者からの返信
 
ほぼ、ご指摘のとおりだと思います。ただ、ラインハルトとヤンは凡人を軽蔑してるでしょうね。軽蔑してるけど、強者の義務として保護しなければならないと考えているのではないでしょうか。 
むっく
むっく
 
良い点
おお、面白い…トリューニヒトの思想には蒙を啓かれた感じです
そうですよね、国民全員が政治に興味を持って投票に参加するってのは確かに理想だけど
大多数の人から見れば高級すぎる考えなんでしょうね
 
 
作者からの返信
作者からの返信
 
理想を追い求めるか、諦めるか。この差は決定的です。トリューニヒトは諦めた上で出発しようとしてるのでしょう。 
tukiyomi
tukiyomi
 
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更新お疲れさまです。

トリューニヒトの政治信条が遂に明らかに。
確かにこれはヤンとは水と油ですわ。
ただ、こうやって大衆の本質を見きっている分、トリューニヒトは良くも悪くも「政治家」と呼ばれる人種であるのは間違いないです。

むしろ今回の話で目から鱗なのは、銀河連邦末期におけるルドルフの台頭の原因でしょう。
原作でもヤンは「ルドルフの台頭を招いたのは、大衆が政治に関心を持たなかったこと」であると考察しており、多くの二次創作でも同様の意見が多いですが「真剣に考えたからこそルドルフを選んだ」という観点を無視しちゃいけないんですよねえ。例えばナチスドイツ選んだドイツ人がみんないい加減だったかというと、むしろ逆で「ヴェルサイユ体制を打破するには誰が良いのか」と真剣に考えた人も少なからずいた訳ですから。

正直、ここのトリューニヒトとヤンを一度本気で討論させてみたいという欲求はありますね。少なくともヤンにとってはカルチャーショック以外の何物でもないでしょうし。
ただまあ・・・好き嫌いが極端化しているヤンが、トリューニヒトの言葉を感情面抜きで租借できるかというと望み薄ですが。 
作者からの返信
作者からの返信
 
ヤンは根本的に思想家なんでしょうね。政治手腕は抜群に高いだけに危うい人です。政治を志さなかったのは正しいと思います。

ルドルフとその台頭に警鐘を鳴らした共和派政治家を比べると、まっとうな問題意識がある人はみんな前者に入れると思うんですよね。あの混乱をどうにかしたいと思うなら、共和派政治家になんか入れません。あの混乱をどうにかするつもりがまったくない人しか、ルドルフの独裁を止められないというパラドックスです。

トリューニヒトとアーレ・ハイネセンの思想を奉じる誰かの討論はいずれあるかもしれません。今後、トリューニヒトの軸がどんどんはっきりしていきますので 
山3高3
山3高3
 
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トリューニヒトが政治家をしていますね。
自分は、トリューニヒトは徹頭徹尾政治屋であり、それがキャラクターとしてのトリューニヒトの魅力だと思っているので、キャラクターとしての劣化に感じてしまい少し残念です。
最近の二次はみんな、政治家トリューニヒトにしてしまっているので、仕方がないことなのかもしれないですね。 
作者からの返信
作者からの返信
 
政治屋とか利権屋とか言われてるような人でも、注目に足る理念は持ってるものですよ。権力や利権の泥沼でどっぷり汚れながら生き抜くことにこそ、強い理念が必要ですから。清廉であるには、実は理念なんかいりません。 
(非会員)
 
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トリューニヒトが目指したのは端的に言うと行政国家が担う民主主義ですね。
政治意識が高い民衆ではなく、日々生きるのに一生懸命で政治意識が低い大衆が安心して生きていける国ってことでしょうか?
衆愚政治や国民を馬鹿にしてるとも取られていますが、トリューニヒトの民主主義は弱者のための民主主義で一概に悪くないと思います。
と、同時にヤンと合わないわけだとものすごく納得しました。
彼の理想とする民主主義は夜警国家に求められた民主主義で、政治意識が高くて理性的に動ける民衆のための自由主義と同義だろうから行政国家の民主主義には馴染みませんね。
現実では圧倒的に少ない民衆にばかり目を向けているヤンが、日々懸命に生きてる大衆が守るべき国民の大多数と理解してくれないと協力はできないのかな。
理解していてもヤンは大衆が目を覚まして民衆になるべきと言うのかもしれませんが。 
作者からの返信
作者からの返信
 
あなたの解釈された通りです。国民を手取り足取り面倒見る大きな政府を望むトリューニヒトと、国民の自由を阻害しない小さな政府を望むヤンの違いです。トリューニヒトは人間を弱くて愚かと思ってて、ヤンは強くて賢いと思ってる。その人間観の違いがイデオロギーの違いに反映されてるのでしょう。

ヤンはアーレ・ハイネセンの信奉者なので、政治意識の低い大衆の存在を認められないんじゃないでしょうか。ヤンの理想とする社会は、全員の意識が高く無いと成立しませんから。 
(非会員)
 
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同盟市民に意識の変革と進歩を求めたヤン。
同盟市民に意識の変革と進歩を求めないトリューニヒト。
余りにも対照的で合う筈がない2人。
そりゃあ生理的対立に発展もするわなあヤンとトリューニヒト。
それでエリヤを選んだトリューニヒトの構図か・・・・
いずれそう遠くない内にエリヤは、トリューニヒト派の若手のホープとして天才軍略家にして政治思想家ヤンとヤンを支持する勢力と対立しそうだな。
画してエルファシルの両雄は並びに立たずの対立図の出来上がりですか・・・・はあ・・・・ 
作者からの返信
作者からの返信
 
ヤンのアンチテーゼって、実はラインハルトではないんです。どちらも自由を至上に置いていて、強者を好み、凡人を嫌うという共通した価値観を持っています。

トリューニヒト、ドーソン、レンネンカンプなどに代表される「凡庸なるもの」こそが真のアンチテーゼ足り得るのではないでしょうか。作中の主要人物は「凡庸なるもの」を総出で叩いてますよね。

エリヤがどちらの側に立つかは、言うまでもないと思います。 
(非会員)
 
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トリューニヒトの言っていることは、少なくとも筋は通っている。
しかしこれでは、見ようによっては、「衆愚政治を容認している」と言われても仕方がない。
そこを突っ込まれた場合、彼はどう答えるのだろう? 
作者からの返信
作者からの返信
 
突っ込まれたところで痛くもかゆくもないでしょうね。衆愚という言葉を使う層自体をルドルフに至る道と嫌悪してるでしょうから。 
上月餡
上月餡
 
良い点
魅力的できれいなトリューニヒト♪
もし、この時代に生きていたら投票してしまうかもしれません・・・。
 
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私も非才な凡人の一人でしかないですから、トリューニヒトさんの目指す社会は居心地がいいのでしょう。
ただ、天才を出る杭は叩くといって埋没させて、凡人の枠に縛ってしまうのは、天才がしたはずの発明や成果、社会の進歩がなくなってしまうのではないかと心配ではあります。

エリヤさん、再びエル・ファシルですね。2度目のエル・ファシルは何もできず(させてもらえず)苦い思い出の地となりましたが、今度こそ能力を発揮してよい方向に向えるといいですね♪ 
作者からの返信
作者からの返信
 
投票したくなるように書かないと、トリューニヒトという人物の凄みが表現できませんからね。エゴイストで生命力が強い策士という面が強く現れすぎると、かえって薄っぺらくなってしまいます。策士って官僚には向きますが、政治家には最も向かない特性なんですよ。

トリューニヒトは進歩の必要性すら認めてないんじゃないでしょうか。だから、出る杭を打つとあっさり言えてしまえるわけです 
将真
将真
 
良い点
更新お疲れ様です。
エリヤ、トリューニヒトにどんどん心酔していくなぁ
まぁ、一番育ててくれた、上司が、蜜月の関係してるんだから、当然か。
ヤンはトリューニヒト嫌いだから、エルファシルの両雄ならび立たず。
天才より秀才の方が大事と、まぁ天才は凡人には理解できないとこあるものなぁ。
ラインハルト自身も自覚してて、自分は模倣の対象にならないから、真似するなってエミールに言ってたし。

 
悪い点
他人を変えようとせず、長所を目に向ける
長所に目を向けるでは?

 
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ホーランドが艦隊司令官になれなかったには、そんな
裏事情があったのか。
まぁ天才と一口に言っても、ピンからキリまであるしなぁ。
アーレハイネセンの理想は、同盟が小さな時は
質を維持できたのだろうが、100億近くの人間すべてに
叡知を授ける事など、実質不可能だからな。
素晴らしい政治は出来ないが、最悪の政治はしない
これが現実的ないい政治ってところか。
エリヤ3度目のエルファシル、大佐に昇進してからいくのか?
早く将官になって、フォーク助けてやってほしい。
次の更新待ってます

 
作者からの返信
作者からの返信
 
エリヤはドーソンとトリューニヒトに恩義がありますからね。逆にシトレにはまったく世話になっていません。どっちに付くかは自明ですね。

ヤンとエリヤは立場上、対立せざるをえないでしょうね。

ホーランドは天才かどうかはともかく、非凡な才能の持ち主ではあるでしょう。

ハイネセンの理念は同盟にとっての呪いだったような気がします。 
SARAYA
SARAYA
 
コメント
トリュートニヒトの理念そのものは理解できるし、
悪くないと思えるんだが、これそのまんま国民には主張できないな。
自分たちは馬鹿ですって主張してるようなもんだもん。 
作者からの返信
作者からの返信
 
そこで愛国心を使うわけです。誇りがあれば努力しなくても強くなれると本文中で言っているように。 
mujina
mujina
 
コメント
トリューニヒトの言いたいことはわかるけど、
なんの発展性もないので好きになれない考え方だな。 
作者からの返信
作者からの返信
 
トリューニヒトは発展性が存在する必要も認めてないんじゃないでしょうか。 

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