「銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)」の感想一覧

良い点 / 悪い点 / コメント
不来庵
不来庵
 
良い点
エリヤ・フィリップスというエリート職業軍人(本人も漸く「他人から見ればそうとしか見えない」点について自覚が出てきたようで)の正念場ですな。
 
コメント
他所様の処の天才転生者(の誰か)でも海賊側にいるのか?な展開でしたが、ビューフォート大佐には見透かされているようで……

まあ戦乱が150年も続いているご時世、士官崩れどころか参謀崩れ将官崩れな海賊もそこそこいそうな気配がなんとも。
某・中米国家みたく、麻薬取り締まりのために特殊部隊を訓練したら、実戦投入した途端麻薬組織側に寝返られた……なんて例もそこまで珍しいわけではなさそうですね。 
作者からの返信
作者からの返信
 
エリヤは他人の目を意識すると、それっぽく振る舞わなけれないけないと信じこんでしまう人です。自分をエリートと認識したら、それっぽく振る舞おうとするのでしょうね。

本文中に書いたとおり、海賊には退役軍人が多く参加しています。これ以上予算を削ったら、さらに海賊が強くなりかねないですね。 
(非会員)
 
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海賊の中に正規戦と謀略戦の両方に精通した人物が居るのは間違いないのだが・・・・ 
作者からの返信
作者からの返信
 
正規軍の戦術と非正規軍の戦術は異なっています。海賊の指揮官は後者の特質をよく理解した人物でしょうね。 
(非会員)
 
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まさかこの海賊とテロリスト国防委員長の差し金なんじゃ
海賊どもはそのつもりがなくともいわゆる信用できる筋からの情報(笑)でエルファシル駐留軍が著しく量質ともに弱体化しているとか大規模な海賊殲滅戦を計画しているとかエリヤの着任に合わせて流し、ドーソン同様武勲による箔付を狙ってるとか…。 
作者からの返信
作者からの返信
 
正規艦隊級の充実した戦力を与えるならともかく、練度が低い地方部隊の駆逐艦三十隻程度じゃ心許ないですね。 
どわ
どわ
 
良い点
文句なしに面白いっす。すげえ
 
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テロリストと宇宙海賊が見事に連携してますね。
海賊には正規軍と正面からドンパチするメリットないよなぁ。やっぱ報酬目当てかな。
豊富な資金に組織力。
フェザーン、地球教かなぁ。
でも治安悪化って、商売にとってマイナスだよなぁ。過激派に武器を売っても儲け少なそうだし。
世情不安で、サイオキシン麻薬売りながら、地球教徒獲得狙ってる?

わからーん。早く続き読みたいっす。 
作者からの返信
作者からの返信
 
海賊とテロリストはいずれも治安悪化をメリットと感じる存在です。もちろん、他にも見返りはあるのでしょうが。広い宇宙には悪の組織が無数に存在しています。悪の組織と戦うために別の悪の組織と組むこともありえるでしょうね。 
(非会員)
 
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エル・ファシル市民を人質にして帝国への亡命ではないのか?
海賊達がエル・ファシル星を占領しても長期に渡って占領を維持出来るとは思えない。
なら、一人でも多くのエル・ファシル市民を帝国に農奴階級として売り飛ばして、有力な帝国貴族の保護を受ける。
でないと海賊らしくもない、軍事行動の説明が不可能。 
作者からの返信
作者からの返信
 
三百万人を海賊の輸送力で拉致するのは困難だと思います。それに市民を捕虜に取るなら、危険を犯して帝国領に逃げこむより、身代金取ったほうが楽に儲かりますね。現実世界のソマリア海賊も人質の身代金で荒稼ぎしています。 
mujina
mujina
 
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海賊主導の大事件ですね(汗)

しかし、ここまで大掛かりだと海賊側はどういう落とし所を狙っているのでしょうか?
想像がつきません。 
作者からの返信
作者からの返信
 
誰も想像がつかなかった結着が待っています。 
(非会員)
 
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ヴァンフリートの基地から姿を消した悪知恵の働く連中が影で糸を引いていたりして。
 
作者からの返信
作者からの返信
 
銀河は広いですから。どこにどんな悪い奴が潜んでいるかわかったものではないですね。 
(非会員)
 
悪い点


 
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まるでヤン・ウェンリーのイゼルローン要塞攻略戦+バーミリオン会戦の応用編を見ているようだ、とうなると、補足した八百隻が海賊の全戦力とは思えない。更に、海賊の主力と本命はもう既にエル・ファシル星内部に入り込んでいるなあ・・・・まあ、そう数は多くないのだろうが。
海賊の陸戦部隊の狙いは、エル・ファシル宇宙空港と、同盟軍基地司令部の二カ所だな。後は全部陽動だ!


 
作者からの返信
作者からの返信
 
海賊やテロリストの戦術自体はきわめてオーソドックスですが、組み合わせると凶悪です。

実数を多く見せるのも少なく見せるのも策略のうちですね。 
将真
将真
 
良い点
更新お疲れ様です。
司令官、副司令官の代わりに、海賊の相手しないといけない、大佐も大変だが、エリヤも重い任務が来たなぁ。

 
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海賊達と、テロ組織が組んでるとなると、かなりかき回される事になるなぁ。
援軍を率いてくるのが、優秀な司令官ならいいが。
次の更新待ってます
 
作者からの返信
作者からの返信
 
海賊もテロ組織も非正規戦のプロですからね。組まれると厄介です。 
十八
十八
 
コメント
 大佐もエリヤも幸運ですね。
 このタイミングでエリヤがいた事、縁があり、二人がスムーズに結び付けたこと。
 また、同盟のお約束ともいえる、市民の意識をそらすための英雄化にもってこいの状況なので大佐も将官が見えてきたなぁ。
 ……この事件が発生したのはおそらく、エリヤのバタフライ効果が大きい事を考えると、物語のお約――もとい、歴史の潮流に押し上げられている感がひしひしと。 
作者からの返信
作者からの返信
 
実戦指揮に長けたビューフォートと管理能力に長けたエリヤは良いコンビでしょうね。

おっしゃるとおり、今回の事件はエリヤの存在が招いたものです。御しやすいエル・ファシルの英雄の存在がロボスの野望に火を付けて、地獄の地上戦を引き起こしました。それがエル・ファシルの荒廃に繋がり、宇宙海賊の跋扈やテロリストの勢力拡大に至っています。

ある人物が言った「君の手でケリをつけろ」という言葉は重いですね。 
(非会員)
 
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ここまで同盟にとって嫌らしい手を打ってくる相手は一人しか思い当たらない
もしかしたら海賊の黒幕は義眼の参謀閣下でしょうか?

 
作者からの返信
作者からの返信
 
銀河には数百億の人間が住んでいます。四百年の歴史を持つゴールデンバウム朝のエリート、百四十億の同盟市民に紛れて暗躍するテロリスト。どこに名の知れない策士が潜んでいるかわかったものではありませんね。 
(非会員)
 
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 このエル・ファシル警備艦隊のような状況に置かれれば、向上心を無くすのも無理は無い。
 苦労しても、それに見合うだけの見返りが得られないと判っているのでは、やる気を出せなくても仕方がない。
 努力しても報われないと判っているのでは、努力する気になれなくても責められない。

 しかし、その、『無理は無い・仕方がない・責められない』ことが多数集まると、『無理は無い・仕方がない・責められない』では済まされない、そういうことが起こってしまう。
 それが問題なのだと思いますが。 
作者からの返信
作者からの返信
 
『無理は無い・仕方がない・責められない』が凡人の限界ですね。そこを乗り越えられるのが非凡な存在なのでしょう。トリューニヒトのように乗り越える必要など無いと言い切れたら、それはそれで楽なのでしょうが。 
mujina
mujina
 
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銀英伝のキラ星の陰に隠れて忘れがちだけど、
ヤンよりも一学年上で、イゼルローン攻略時に大佐だったパトリチェフはたぶん異例なほど出世の早いエリートなんだよな。

そしてアッテンボローと同学年ですでに中佐であるダーシャに至っては、そこまでスピード出世する人間がでてこない学年もザラというレベルでしょうしね。

感想にうつります。

海賊側の行動が同盟の歴史でも教科書に乗りそうなレベルでの作戦行動みたいですね。
この試練をどう乗り越えるのか、楽しみです。


 
作者からの返信
作者からの返信
 
パトリチェフはヤンの5歳か6歳上だったはずです。三十代半ばで大佐なら、平均よりやや昇進が早いぐらいでしょう。

平均的な学年上位者は20代半ばで中佐、30前に大佐ぐらいの目安で描いています。ダーシャは普通の学年上位者ですね。

海賊の作戦は別の意味で教科書に載りそうです。 
将真
将真
 
良い点
更新お疲れ様です。
何とか、命からがら逃げれたエリヤ
だが、司令官及び副司令官を失うという
深刻な事態に。
逆シャアのダミーによる、偽投降を思い出した。

 
コメント
ビューフォート冷静だ。並みの指揮官なら
宇宙海賊討伐など、一方的なワンサイドゲームだと
思ってて、海賊達にこんだけやられたら、
海賊がこんなに強い筈がないとかいってパニックに
なってるだろうな。
ここでパトリチェフ登場。ヤン艦隊の頼れるムードメーカー
ダーシャ艦長になってこれとは、不運な。
次の更新待ってます
 
作者からの返信
作者からの返信
 
ビューフォートはエリートではないので、プライドに凝り固まる必要もないのだと思います。 
tukiyomi
tukiyomi
 
コメント
更新お疲れさまです。

何とか生き残ったエリヤたちですが、警備艦隊は半壊し、司令部も壊滅と、いろいろ頭を抱えたくなる状況に。
ビューフォート大佐は、エルゴン星域からの援軍が到着するまでの防戦を決意した訳ですが、海賊側が嵩に乗って正規戦を挑むのならばともかく、艦隊戦力が半減したのを奇貨として、広範囲にゲリラ戦を行ったら、不利を承知で戦力分散→各個撃破という最悪のシナリオも考えられます。
エリヤは「エル・ファシル以外の有人惑星の安全確保を諦めざるを得ない」と見切っていますが、軍事的には合理的でも政治的問題からその策を取れないことなんてザラですから。(そのせいか、ヤンは、バーミリオン以降は半ば確信犯的に政府を無視して勝手に行動していましたが)

しかし・・・この状況から考えると、ビューフォート大佐が、暫定的にとはいえ警備艦隊の全軍の指揮を執ることになりますので、エリヤが副司令官になる可能性高いんですよねえ。(パトリチェフが先任だと思うが、彼の場合は巡航群部隊の再編で手いっぱいなのと、ビューフォートとの繋がり考えると、エリヤが選ばれる可能性が高い。)
そうなった場合、責任重大ってレベルじゃねえ・・・

まあここでパトリチェフと交友結べるのは有難いですが。
一癖あるヤン艦隊の中でも、彼とフィッシャーは、基本誰とでも上手く交友関係結べていましたから。ムライが2人が死んだことを離脱の理由に挙げていたのも、案外本音だったと思ったりします。
 
作者からの返信
作者からの返信
 
あの状況で出撃を強制できるガッツがある指導者が同盟にいたら、もっと政治がマシになっていたような気がします。

エリヤより、壊滅した群の指揮を引き継いだ副司令の方が指揮官にはふさわしい気がします。 
(非会員)
 
コメント
何時も豆な更新お疲れ様です。

ここでパトリチェフ登場ですか。

しかしビューフォート大佐、自分で自分の戦死フラグを立てていませんか?

もし自分達が相手にしている海賊の指揮官がヤ◯級なら多少の戦力差は無いでしょうに・・・・

軍を誤魔化せる通信専門家が海賊に居るのなら、軍の通勤が全部海賊に筒抜けになっていると見るべきでしょうに。

海賊の待ち伏せ伏兵攻撃は有るだろうなぁ・・・・

 
作者からの返信
作者からの返信
 
詭計を立てるのが得意な人が戦闘指揮に長けているとも限りません。どっちもできるヤンは稀有な存在です 
(非会員)
 
コメント
アッテンボローと同じくらい悪知恵が働くのが海賊にいたんですね。
”かなり楽をして勝てる方法を思いついたんですが”っていう感じでしょうか。 
作者からの返信
作者からの返信
 
もう少しえぐい背景があるんじゃないでしょうか。 
(非会員)
 
コメント
エル・ファシル警備艦隊の致命的なミスは、投降しようとした海賊船群が無人か有人かを確認しなかった事。

索敵困難な宙域にエル・ファシル警備艦隊主力を誘い込み

投降すると見せかけ投降船を無人にして爆弾を仕掛ける

それとは別にエル・ファシル警備艦隊主力とほぼ同数の奇襲部隊を用意

エル・ファシル警備艦隊主力がまんまと餌に食い付いたら無人船団を爆破

エル・ファシル警備艦隊が大損害を被った所で海賊奇襲部隊は四方から攻撃開始

海賊が意図的にエル・ファシル警備艦隊主力を保証殲滅しようとしているのなら、意図的に逃走可能な道を用意させているでしょう。だがその先には機雷群か小惑星群を使っての封鎖宙域が存在か・・・・
だがそれでも海賊はまだ一千隻以上もの主力艦隊を温存させている。その主力艦隊は今どこに・・・・
もし海賊の軍師がヤ◯やナ◯◯ス級の軍略家なら、絶対に遊兵化たりはしない。やばいなあこれは。 
作者からの返信
作者からの返信
 
通信傍受を避けるために発光信号使ってますからねえ。有人か無人かを確認するには、通信を使うか、直接船に乗りこむ必要があります。

エル・ファシル宙域の海賊は総数で千六百隻ほどですが、そのうちの何割がヴィリー・ヒルパート・グループに味方しているかは今のところ不明ですね。 
mujina
mujina
 
コメント
正念場ですね。

数は同数。
装備は海賊側のほうが有利。
おまけに奇襲をかけられた。

この状況で生き残るためには、まずは他部隊の味方を落ち着かせなければならないか。
試練です。



 
作者からの返信
作者からの返信
 
ヤンなら一目散に逃げそうな場面です 
将真
将真
 
良い点
更新お疲れ様です。
エリヤ、大ピンチ。
海賊達は、警備艦隊が気づかないうちに、手を組んでいた。
そして軍にも強いパイプがあるようだ。


 
コメント
頼りない部下達を見事指揮してこの危機を乗り越えられるのか?
う~んでも少佐や大尉たちの気持ちもわかるなぁ。
地味な海賊討伐だと、なかなか階級も上がらないし、
ライバルも多い。それなら今の仕事でもそこそこ給料貰えるし、戦死する可能性も低いから、現状維持でいいやって思うのは、普通。人は楽をしたい生き物だから。
悲しい事に、世の中ってのは、優秀であるほど、生きづらいんだよなぁ。
次の更新待ってます
 
作者からの返信
作者からの返信
 
原作でメイン張ってるような人達は、エリート中のエリートなんですよね。大半の軍人はスラット少佐やメイヤー大尉のように、スキルはそこそこだけど向上心を欠いた凡人でしょう。凡人のための社会とは、こういう連中と向き合わないとならない社会ということです。 

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